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6月16日 PM2:00
シロウが寝入ってから数時間が経っていた。 そろそろ起こそうか、まだ寝かせておこうかなどと考えながら 相変わらずスマートフォンを見ていた。 朝、シミが消えたと喜んでいた女性が、インスタグラムに写真を 投稿していた。 とはいっても、写真加工アプリで自分の顔を加工しているので、 違いがわかりづらい。 ユリヤはあきれた様子でため息をついてスマートフォンの電源を 消した。 その時、強い風が吹いた。見上げると、空から人が近づいてくる のがわかった。 目の前にサイバーテングのスーツを着たヒューゴが舞い降りた。 ヒューゴとユリヤは目をあわせて口を開いた。
ヒューゴ
ユリヤ、なぜ君がここに?
ユリア
ヒューゴこそ
ヒューゴはユリヤの横で眠る少年を指さした。
ヒューゴ
その少年に用があって
ユリア
ということは知ってると思うけど、 この子はすごい力を持ったヴァリアントパーソン。 一人だと危なっかしいから、私はそのお守り
ヒューゴとユリヤが会話をしていると、シロウが目を覚ました。
シロウ
ん…お兄さんもスクイをモトメてるの? どこを治して欲しいの?
ヒューゴ
治して欲しいのは僕じゃないんだ。 急で申し訳ないのだけど、君に救ってほしい人がいる。 どうか一緒に来て欲しい
6月16日 PM3:30
シロウとユリヤを連れたヒューゴはミサキの元を訪ねた。 ミサキが入院しているのは新宿と中野の間にある病院だった。 本来は面会も難しいが事情を話してどうにかミサキに会うことが できた。面会用の部屋に看護師に連れ添われミサキが現れた。 ヒューゴの顔を見て、ミサキは少し驚いた顔をしていた。
ミサキ
ヒューゴさん、どうしたんですか
ヒューゴ
ごめん、突然
ヒューゴは「聞いて欲しい」と言って一度言葉を止めると、 「君を救える」と続けた。
ミサキ
どういうこと?
ヒューゴの言葉を受けて突然のことによくわからないという風に きょとんと目を丸くした。
シロウ
お姉さんも僕にスクワレたい人なの?
シロウのことをヒューゴとユリヤから聞いたミサキはヒューゴの 提案に同意した。
ミサキ
この病気も治せるなら…
シロウは他の人にしたのと同じ様に、ミサキに向かって光る手を かざした。 ミサキの時は今までより少し長い時間を要した。 シロウが手をかざし終わると、ミサキはそのまま眠ってしまった。 看護師に連れられて病室に戻るミサキを見送って、ヒューゴと ユリヤとシロウは病院を後にした。
ユリア
ヒューゴってミサキさんのこと好きなの?
ヒューゴ
そんなんじゃない! ただのひ・と・だ・す・け
ヒューゴは顔を赤くして首を横に振った。
ユリア
みさきさんKAWAIIもんねー
ユリヤは上の歯と下の歯を見せてにっこりと笑った。
ヒューゴ
シロウ、本当に助かったよ。 ありがとう
ヒューゴは振り返ってシロウに礼を言った。 だが、先ほどまで後ろにいたシロウは姿を消していた。 周囲を見渡すもどこにも姿はない。
ヒューゴ
あれ、シロウ?
ユリア
シロウ!
ユリヤと二人でシロウを探したがその日はシロウを見つけること ができなかった。 あの少年は何者なのだろうか。 シロウのことも心配だったが、今はミサキのことが気になった。 シロウを信じて待つしかない。
このページでの効果
・以降、メルティスイートは渋谷から離れることができる。 ・全てのプレイヤーはEXP5を獲得する。 ・1体目のスーパーヴィランの撃破後、メルティスイートと  サイバーテングの両方が青山に到着したアクションの  終了後、直ちに次に進む。 ・2体目のスーパーヴィランの撃破までに条件を達成できない  場合、直ちにゲームに敗北する。